
「うちの塀、古くて傾いてきたけど、どうすれば?」「解体費用はいくらかかる?」「補助金って使えるの?」
ブロック塀の撤去を考えているものの、費用や手続きがわからずに踏み出せない方は少なくありません。
結論からお伝えします。知多半島エリアにおけるブロック塀撤去の費用は、延長10m程度の一般的な塀で10万〜25万円が目安です。また、知多半島の複数の市町が補助金制度を設けており、条件を満たせば費用の一部を補助してもらえます。
本記事では、解体ラボ(株式会社日誠)が知多半島で積み上げた施工実績をもとに、ブロック塀撤去の費用・補助金・法的リスク・工事の流れを2026年最新情報として徹底解説します。
老朽化したブロック塀は倒壊リスクがあり、法的な基準を満たさないものは行政から是正を求められる場合があります。2018年の大阪北部地震でのブロック塀倒壊事故以降、全国的に点検・撤去の動きが加速しています。
2018年6月の大阪北部地震では、老朽化したブロック塀が倒壊し、通学中の児童が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。この事故を受け、国土交通省は建築基準法に基づくブロック塀の安全点検を全国に呼びかけ、各自治体でも補助金制度が整備されるようになりました。知多半島でも、昭和時代に建てられた塀の多くが現行基準を満たしていない可能性があります。
建築基準法施行令第62条の8では、ブロック塀の構造基準が定められています。主なポイントは以下のとおりです。
| 項目 | 基準 | 注意点 |
| 高さ | 地盤面から2.2m以下 | これを超える場合は法令違反 |
| 厚さ | 高さに応じた厚さ(例:高さ2m以下は10cm以上) | 薄すぎると強度不足 |
| 控え壁 | 高さ1.2mを超える場合、一定間隔で控え壁が必要 | 未設置の場合は法令不適合 |
| 鉄筋 | 縦筋・横筋を適切に配置 | 無筋のブロック塀は非常に危険 |
| 基礎 | 地盤に固定された基礎が必要 | 土に埋まっているだけの構造は不可 |
⚠️ 昭和時代(特に1981年以前)に建てられたブロック塀は、現行の建築基準法を満たしていない「既存不適格」または「違反建築物」に該当するケースが多くあります。地震や台風の際に倒壊すれば、隣人や通行人への賠償責任が生じる可能性があります。
知多半島では以下のような背景から、ブロック塀の単体撤去依頼が増加しています。
ブロック塀の撤去費用は、塀の延長(m数)・高さ・厚さ・立地条件によって変わります。知多半島エリアの目安は「延長1mあたり6,000〜15,000円」です。
| 塀の延長 | 一般的な費用目安 | 備考 |
| 5m程度 | 3万〜8万円 | 小規模・車1台分の出入り口拡張など |
| 10m程度 | 10万〜20万円 | 一般住宅の前面塀として最も多い規模 |
| 15m程度 | 15万〜30万円 | 角地・側面を含む中規模 |
| 20m以上 | 25万〜50万円以上 | 大規模・高さが高い場合は追加費用あり |
※上記は目安です。現地調査なしに正確な金額はお伝えできません。無料現地調査をご活用ください。
| 要因 | 内容 | 費用への影響 |
| 塀の高さ | 高いほど廃材量が増え、作業難易度も上がる | 高さ2m超:単価が1.2〜1.5倍になることも |
| 道路・搬入条件 | 重機や車両が入れない場合、手作業が増える | 手作業比率が高くなると費用増 |
| 廃材の処分費用 | コンクリートブロックは産業廃棄物。重量・量で変動 | 規模が大きいほど処分費の割合が増加 |
| 基礎の有無・深さ | 地中に深い基礎がある場合、掘削・撤去が必要 | 基礎撤去で2〜5万円程度の追加になることも |
| 隣地との距離 | 隣地に近い場合は養生や手作業が増える | 状況により1〜3万円程度の追加 |
| 門柱・フェンスの併設 | 門柱やフェンスと一体の場合、追加撤去が必要 | 構造・規模により変動 |
解体ラボのポイント:知多半島では狭小道路沿いの物件や、旧農家の広い敷地に囲まれた古い塀など、現地によって条件が大きく異なります。費用はかならず現地調査後に確定させることをお勧めします。
知多半島の複数の市町が「老朽危険ブロック塀等撤去補助金」を設けており、条件を満たせば撤去費用の一部を補助してもらえます。
国の「緊急輸送道路等の安全確保推進事業」などを活用し、各市町が独自に補助金制度を運用しています。主な共通条件は以下のとおりです。
| 市町 | 補助内容 | 上限額 | 問い合わせ窓口 | 備考 |
| 知多市 | 延長1mあたり1万円 または 撤去費用の1/2(いずれか少ない額) |
10万円 | 建設部 建設課 | 高さ1m以上の組積造の塀が対象 (万代塀・門柱除く) |
| 東海市 | 延長1mあたり7,500円 | 15万円 | 建設部 建設課 | 通学路から1m以内かつ接道1m以上が条件 ※学校教育課で要確認 |
| 半田市 | ― | 最大10万円 | 都市整備部 建築課 | 危険と診断された塀が対象 道路沿いに限る |
| 常滑市 | 延長1mあたり1万円 または 撤去費用の1/2(いずれか少ない額) |
15万円 | 建設部 建設課 | 予算上限あり(早期終了の可能性) |
| 大府市 | 1㎡あたり1万円 または 撤去費用の2/3(いずれか少ない額) |
20万円 | 都市整備部 都市政策課 | 年度初めは申請が集中 |
| 阿久比町 | ― | 20万円 | 建設課 | 申込期限あり(例:令和8年9月頃) ※予定数で締切 |
| 武豊町 | 延長1mあたり1万円 または 撤去費用の1/2(いずれか少ない額) |
20万円 | 都市計画課 | 詳細は要問い合わせ |
| 美浜町 | 撤去費用の1/2 | 撤去費用の1/2 | 産業建設課 | 制度有無含め事前確認推奨 |
| 南知多町 | 延長1mあたり1万円 または 撤去費用の1/2(いずれか少ない額) |
20万円 | まちなみ環境課 他 | サービスセンターでも対応 |
⚠️ 補助金制度の内容(補助率・上限額・条件)は年度によって変更される場合があります。必ず各市町の担当窓口に最新情報をご確認ください。解体ラボでも申請サポートを行っています。
ブロック塀の撤去は、解体工事の中でも比較的シンプルな工事です。相談から完工まで、補助金なしなら2〜4週間程度で完了するケースが多くあります。
| ステップ | 内容 | 目安期間 | ポイント |
| ①相談・現地調査(無料) | 現地確認 塀の状態・道路条件・隣地との関係を把握 |
1〜3日 | 写真送付のみで概算提示できる場合あり |
| ②見積もり提出 | 調査結果をもとに 項目別の見積書を作成・提出 |
3〜5営業日 | 追加費用の可能性も事前説明 |
| ③補助金申請(希望者) | 各市町へ申請書類を提出 | 2〜6週間 | 書類準備はサポート可能 |
| ④契約・着工準備 | 契約締結 近隣挨拶・工事準備 |
約1週間 | 隣地接近時は事前挨拶が重要 |
| ⑤解体工事 | 重機または手作業で撤去 廃材搬出・整地まで実施 |
1〜3日 | 条件により手作業増加あり |
| ⑥確認・引き渡し | 仕上がり確認後に引き渡し | 当日〜翌日 | 境界標の位置確認を推奨 |
解体ラボのポイント:知多市の本拠地から知多半島全域に迅速に対応。「まず見てほしい」だけでも大歓迎です。
高さ約1.8m・延長約12mの無筋ブロック塀が傾き始めたため、全撤去を依頼。基礎ごと撤去し整地まで完了。費用は約18万円。市の補助金(上限20万円)を申請し、13万円の補助を受けた。
車が出入りしにくい門柱周りのブロック塀を約3m撤去。重機が入れる条件だったため作業は1日で完了。費用は約6万円。補助金は対象外の規模・条件だったため自費で対応。
相続した実家の敷地を囲む老朽ブロック塀(延長約20m・高さ1.5m)を全撤去。廃材量が多く、搬出に2日を要した。費用は約27万円。補助金申請をサポートし、15万円の補助を受けた。
ブロック塀の撤去は「費用がかかるから」と後回しにしがちですが、倒壊によるリスクと賠償責任を考えると、早めの対応が安心です。知多半島各市町の補助金を活用すれば、実質的な自己負担を抑えることができます。
解体ラボは、ブロック塀撤去の単体工事にも対応しています。「まず費用だけ聞きたい」「補助金が使えるか確認したい」という段階でもお気軽にご相談ください。現地調査・見積もりは無料です。
※本記事の情報は2026年6月現在のものです。補助金制度の内容・法令等は変更される場合があります。最新情報は各行政窓口または解体ラボ(TEL: 0120-33-0103)へお問い合わせください。
